バチンッ!
スパークの大きな音を耳にした瞬間、舞美の身体が反り返った。
筋肉が異常に突っ張って、呼吸が止まる。
全身の血管に鉛が詰め込まれたかのような倦怠感、ついでバリバリと襲う激痛。
拡散し、消え行く意識。
何かが首筋から離れた。舞美は絨毯に顔をうずめた。
何が起こったのか、わからない。ただ全身が痙攣して思うように動けない、という
ことだけは把握できた。
桃子の声が遠い。背中を蹴られる感触、2度、3度と踏みつけられる。
弛緩して開いた口から、唾液とともに呼気が漏れた。
わき腹に足を引っ掛けられ、勢いよく持ち上げられると、舞美の身体は半回転し
仰向けになった。右腕が身体の下に挟まったままなので引き抜こうとしたが、力が
全く入らなかった。
下半身に広がる温かい感覚。舞美は自分が小便を漏らしている事に気づいた。
慌てて止める努力をする。下着はもうかなり濡れてしまっていたので、あまり意味が
無いことではあったが。
桃子は舞美のスカートをめくった。
生白い太腿の奥にある、水色のパンティは、股間から臀部にかけて濡れそぼり変色
していた。雨上がりの牧草の薫りを、ひどく下品にしたような青臭さが鼻をつく。
「舞美、オシッコ漏らしてんの…やだぁ、恥ずかしい〜ウフフ」
「あ、あんらが…へんらこと、ひたから…れしょ」
「何言ってんのよ、オーモーラーシーっ子!」
口がうまく回らない。全身の激痛と、筋肉の麻痺が会話を困難にしていた。
桃子は舞美のスカートを完全にめくりあげた。スラリと伸びた白い足が、エロティ
カルにだらしなく投げ出されている。水色のパンティは小便で透けて、恥丘の黒い
陰りの形をハッキリと表現し、ワレメに沿って張り付いていた。
「濡れたままじゃ気持ち悪いでしょ。脱がしてあげる」
桃子は舞美の傍らに座ると、ベッドに座ったまま成り行きを見ていた友理奈にアゴを
しゃくった。え、あたし?というジェスチャーをする友理奈。
「オモラシ舞美の汚いオシッコなんて触りたくないから、友理奈、着替えさせて
あげてよ。あークサいクサい、アソコ洗ってないんじゃない?舞美」
言いたい放題の桃子に、殺意の波動を向ける舞美だったが、身体の自由がほとんど
効かなかった。わずかながら動かせる、という程度の回復。これでは再び立ち向かった
ところで、またあの電撃を食らうだけだろう。ここは大人しくしているしかない。
友理奈は舞美の下着をつまむと、一気に引き下げた。黒い恥毛のかたまりが、肌色の
キャンパスに一段と映える。濡れた下着を足首から引き抜き、指先でつまんで桃子に
差し出す。ほのかな舞美の羞恥の匂いが漂う。
「どうしようか…これ?」
「舞美の顔に置いておけば?」
えっ?と言いかけて、桃子の顔を見返す。口は笑っていたが、目は全く笑っていない。
友理奈は静かに、おしっこパンツを舞美の顔の上に乗せた。
舞美の鼻孔に、自らの黄金水の臭気が流れ込んできた。幼い頃、オネショをしたとき
布団の中にこもっていたあの匂い。下の兄貴に馬鹿にされた嫌な思い出。お尻丸出しで
泣きながら喧嘩した記憶がよみがえる。
「ひゃ、ひゃめれよ…」
舞美が顔を振ると、濡れ雑巾のようなそれがボトリとずり落ちた。
スパン!
「ひゃあ!」
桃子が勢いよく、舞美の下腹を叩いた。
「何、抵抗してんだよぉ!おまえ!」
パン!パン!何度も叩く。へその周りに赤いもみじ饅頭がくっきり刻印される。
衝撃に耐えかね、股間の肉割れから、ショロッ、ショロッと断続的に尿が噴出した。
「あははは!舞美、オシッコしてる、面白いホラ」
手の平を舞美の下腹部に押し当ててグッと力を込める。投げ出された両足の間から
プシュッと小便が飛び散った。すぐに勢いが弱まり、しずくが肛門へと垂れて行く。
「ももちー、やめてよ、絨毯がオシッコ臭くなっちゃうよ!」
「あっ、ごめん。ほらー駄目でちゅよー舞美ちゃん、赤ちゃんみたいでちゅよ」
舞美は涙を浮かべて歯を食いしばった。
もう少しすれば、栞菜たちが来るかもしれない。そうすれば助かる。
そもそもこの家の住人はどこに行ったんだ?こんなプレイを許してていいのか!?
「次は…そうだなあ。剃っちゃおうか。舞美のマン毛、濃いからね」
「剃るって、アソコを?あっ、それ見てみたいかも…」
(なにぃぃぃ!!この上、あ、新たなプレイ?)
普段のもっさりしたダンスとはうって変わった素早い動きで、T字カミソリとクリームを
用意した友理奈。洗面器にお湯を張り、横たわる舞美の側に置く。
「お父さんの持ってきたよ。これで大丈夫だよね?」
「オッケー、オッケー。…ある意味、お父さんラッキーかもね。ヲタの人だったら
この権利いくらで買うかな〜ウフフ〜」
桃子は鼻歌交じりにクリームを手の平に出し、舞美の股間に撫で付けた。
ひんやりとして、シュワシュワ〜な感覚が舞美を襲う。人に陰毛を剃られるなんて
奇妙な気分だ。相手が見も知らぬ男性であったり、病院で手術前に、という状況で
あれば恐怖や羞恥があるだろう。
だが、数年来の付き合いの同性のライバルに、こんなことをされている。
性器を見られること、それはどうでもいい。屈辱。ただ、屈辱なだけだった。
「動いちゃ駄目だよ、動いたらビラビラ切れちゃうよ〜。」
ゾリ…ゾリ…。刃が下腹部を動いている感触が続いている。
「くまいちょー、足持って、開いて。…そう、そう。ぱっくりマンコだ」
両足の太腿を立てひざにし、大きく開脚した状態。ちょうど出産の体勢と同じである。
カミソリは舞美の外性器周辺にまで及び、余すところ無く、その神聖なる草原を
刈り込んでいった。肛門にもクリームを塗ると、尻割れの産毛までそぎ取った。
「こんなもんでいいかな?くまいちょー、タオルで拭いて」
友理奈はお湯に漬けたハンドタオルを絞り、舞美の股間全体をぬぐった。
不覚にも温かいおしぼりの感覚がさっぱりとして嬉しい。クリームと、乾いていた
小便をすべてぬぐいさり、ピチピチとした綺麗な肌を取り戻した。
「おおっ、ツルツル!ワレメは一本線じゃないけど…」
「でも、なんか可愛いね」
舞美は懸命に首を持ち上げ、下半身を覗き込んだ。特に何か面白いものがあるわけ
でもなく、いつもは黒いモサモサがある部分が、すっきりと何も無くなっていた
だけであったが。
友理奈はじっと、そこを見つめた。
いつも毛で覆われていた肉ヒダが完全に露出している。
厚ぼったい大陰唇周辺には剃り跡が残り、黒い毛穴が目立った。暗紅色の小陰唇は
ねじれながら2重のスジを作り、膣前庭を覆っていた。
「も、もういいれしょ…」
仕返しの案を練っているように見える桃子の顔を見て、舞美は恐る恐る言った。
「うーん、じゃあ、友理奈。舞美を犯して」
「え?……できるかなぁ」
(な、なにぃ…こいつらぁぁぁ!)
そこのテレビのリモコン取って、というのと同じくらいの気安さで、ひどい命令を
出す桃子も桃子だが、それに対して「できるかな?」と答える友理奈も残酷だ。
こんな美少女がアソコ丸出しで寝ているのに、まるでやる気が見えないのは
失礼ではないだろうか!ダバダバダバ!さてさてふむー!
心の中で憤慨する舞美。もちろん彼女は、今さっきまで友理奈が桃子相手に10発以上
精を放っていたことを知らない。いや、聞いてはいたが、信じていなかった。
友理奈は舞美ににじりよった。ペニスはダラリと垂れ下がり、皮を半ば被った
状態でしぼんでいる。
一方の舞美は、性欲などとはかけ離れた心境であるから、性器は潤むこともなく
ピッチリと閉じて乾いていた。
「うーん、ツルツルのワレメに、ぞうさんのオチンチン…。子どものお医者さん
ごっこみたいだよ、ふふっ」
桃子は笑いながら、友理奈の背後に回った。スッ…と腰から手を回し、ペニスに触れた。
「くまいちょーはいつごろ毛が生えたの?」
「え…、うーん、小学校の5年生くらい?背が伸び始めたときかなあ…、あっ…」
桃子のしなやかな指先が先端を這い、皮をめくった。
「舞美は?」
「……たぶん、ZYXの時には、ほとんど生えてなかったかも。中学入ってからかな」
自分の声が明瞭であったことに気づく。麻痺が解けているようだった。だが、抵抗する
タイミングは慎重に選ばなければならない。桃子のすぐ側には常にスタンガンが置いて
あるからだ。
ふと目を下に向けると、友理奈のペニスがそそり立っているのが見えた。
どんな魔法を使ったのか、天頂を貫かんばかりに勢い張り詰めている。正上位で重なり
合うようにして、亀頭を無毛のクレパスに押し当てた。グイグイと押し込むが潤滑する
液体が無いため、ただ性器同士がこすれ合うだけだ。
「舞美ちゃん、少しはやる気出してよ」
「こっ、こんな状況でしたいわけないでしょ!」
チッ、と舌打ちをする友理奈。舞美のそこに顔を近づけるが、さすがにクンニをしたく
なるほどの興奮は無かった。桃子の手淫により、疲労の局地にあったペニスは勃起した
が、精神の回復までには至らなかった。
見かねた桃子がカバンからローションを取り出す。なんでも出てくる魔法のカバンで
あった。彼女は蓋を開け、粘液を手にまぶすと、舞美のスリットに塗りつけた。
閉じた小陰唇を摘んでめくり、溝の隅々までぬめらせる。
ん???
「あっ?あっ、…あああっん!」
な、なに?桃子の指っ?うあっ、入ってくるっ!中に、どんどん中にっ。
鼻孔を膨らませ、ふーっ、ふーっと悶える舞美。突然の変容に驚く桃子。
「何、舞美、感じちゃってるの?ずるーい!なんでみんなだけぇ…」
「ももち…もしかしたら…」
友理奈は思った。
もしかしたら桃子は自らの神がかった性戯の威力を知らないのでは?
そしてもう一点に気がついた。彼女が快感に喘いでいる姿を全く見ていないことに。
「…いいよ、くまいちょー。ほらもうべッチョリしてる」
指先にまとわりつく白濁した粘液を糸引かせながら、桃子が促した。
仰向けに上気した顔を見せ、友理奈の挿入を待っている。直立したペニスを指で押さえ
熱くねとついた膣口へ押し込んだ。なんだか古巣に帰った気がする。
「あっ、入ってるっ!いいっ、やっぱ友理奈っ!大きいっ…!」
「ん、舞美ちゃん、いっぱいかき回すからねっ!」
ブジュッ!ブジュッ!音を立てて蜜ツボ出入りする肉棒。結合部から漏れる、肉汁。
ひしゃげてすぼまる肛門。
ズプズプズプ…!
「うえぇっ!んっ!ももちっ…そこは…あ、あ、あ、あ!」
桃子の中指が友理奈のアヌスに挿し込まれた。直腸の壁を隔てて前立腺を刺激する。
振り向いた友理奈の唇を、桃子の唇が塞いだ。ドロドロに絡めあうベロ。
お尻を、いじられながら、ももちと、ディーーーープキッッッッスゥ!
桃子のよだれが、おいしい。飲み込むと、はじけるようなっ、花火がアタマの中でっ!
舞美のマンコが締まって来た!ビクビクビクと、締め付ける感覚。
桃子から顔を離し、友理奈は舞美に顔をうずめるようにして腰を動かした。
ささやかでやわらかい乳房を口に含み、乳頭を舌で転がしていると、小刻みに震える
舞美の身体。一足先の彼女の絶頂を肌で直に感じた。
「舞美ちゃん、あたしも行く、行くよっ!いくいくいくっ!ん!んんっ!」
ドクッ!ペニスの先が膨らんではじける感覚。
耳元でささやく声。
「…みんな、ずるい」
パチィッ!
背中を襲った鋭い電撃に友理奈はのけぞった。驚いた表情の舞美が、口を大きく開けて
がくんッと痙攣する。2度目の電撃が舞美の臀部を襲っていた。
「そんなに楽しんじゃって…、ずるいなあ。もぉも気持ちよくなりたいんだけど…」
折り重なるようにして倒れる二人。体育座りをして、スタンガンを見つめる桃子。
「…ねえちゃんー、いるのか?」
桃子の裏切りに驚愕しつつ、全身の激痛に脂汗を流していた友理奈の耳に、弟の声が
届いた。ドアの外。帰ってたのか!まずい!まずいって。
思春期の少女3人が真っ裸で、絡み合っているなんて、家族会議…どころではない。
…でも動けない。桃子も、思わぬ来訪者に引きつった顔で、ドアを見ている。
ドアノブに手がかかる音。生唾を飲んだ。心臓の鼓動が聞こえるようだ。
(ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン…)
…ドアチャイム?馬鹿が連続して押している。弟が階段を下りていく音。
どこの馬鹿か知らないが助かった。友理奈は家庭円満を真剣に望んでいます!
階段を上る音。ひとりだった。一回のノック音、静かに少しだけ開けられたドア。
「まー、ずいぶん派手にヤッたもんねえ…」
栞菜は呆れ果てたように両手を広げ、部屋の中に入る。動けない舞美は、目で疑念を
伝えた。心を読んだように受け答える栞菜。
「弟さんは、千聖と遊んでいるから大丈夫よ…それより桃子ちゃん、その物騒な
ものをしまってよ。この喧嘩、ここはあたしが預かります!」
剣呑な目を栞菜に向ける桃子。
「この2人はベリーズと℃-uteをかき回しすぎよぉ。もっとお仕置きしないと…」
「あなたは、自分が気持ち良くなれないから面白くないだけでしょ?」
むっ、と黙る桃子。栞菜は悲しそうな表情で続けた。
「あーあ、あと一ヶ月あれば、桃子ちゃんを至福の領域に連れて行ってあげられるのに」
「…どういうこと?」
「ん?あ、いや、今の無し。聞かなかった事にして、さあ、好きなようにその二人に
ウンコかけるなり思う存分痛めつけてあげてくれ!桃ちゃん!」
「どういうことかと聞いてるんだっ!」
…あと一ヶ月ちょっとで合同コンサートが始まる。ツアーにはホテル宿泊がつきものだ。
ベリキュー全員が集まるその夜更けに「裏のキューティレンジャーVSベリーズ仮面」
とも言える「E−1」大会を行うつもりである。あ、ちなみにEはエクスタシーです。
その優勝者なら必ずや桃子を、初めての絶頂の庭園に誘ってくれるだろう…。
ねめつけるような視線で桃子は言った。
「ふうん…、栞菜も出るの?」
「必要とあらば…」
桃子はニヤリと笑い、スタンガンを放り投げた。
◆
「ただいまー」
それにしても長い一日だった。千聖は大きなため息を吐き出しながら、玄関を上がる。
廊下をペタペタと歩き、階段を上った。
あれからすぐに桃子が帰り、ボクが弟くんと遊んでいる間に、舞美ちゃんと熊井ちゃんは
お風呂に入った。出たあともなんか押し黙ってて、駅まで気まずかったなあ…。
電車の中で栞菜に色々聞いたけど、E−1のためにこれから特訓よ!とか言ってた。
特訓って!何をどうするんだろう?
混乱する頭を整理しきれずにベッドに腰掛けた少年。背後にむにゅりとした感触。
「うわあっ!…あっ、梨沙子。まだいたのか!」
「…ん?なんだゆー…。あれ?ここは…?」
オールヌードでベッドに横たわる美少女。ふわりと広がるミルクのような体臭。
特訓?つまりはこういうことだ。
千聖は服を素早く脱ぐと、布団の中にもぐりこんだ。寝ぼけ眼の少女の胸に顔を寄せて
キスをする。
「ん…、もう、千聖、なにっ、ああん…」
楽しい一ヶ月を予感しつつ、千聖は梨沙子の腰に手を回した。
(つづく)
- 2008/03/07(金) 22:14:03|
- 21話〜40話|
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